このところ古い金田一耕助の映画を連続で観ているせいか、中国地方が舞台になっている作品が多く、たぶん岡山弁なのだろうと思うのだけれど、「つかぁさい」という言葉が妙に耳に張り付いてしまって離れません。
山田洋次監督の時代劇で頻繁に使われる「〜でがんす」と同じくらい耳についてしまっています。
いま観ているのは、石坂浩二さんが主演のものばかりなのですが、やはり金田一は石坂さんがピッタリのような気がします。
横溝正史の金田一モノは、いろいろな作品が映画化やドラマ化されていて、いろいろな俳優さんが金田一を演じていますが、角川と東宝で製作された石坂さん主演、そして市川崑監督の作品群が個人的には一番好きです。
というか、時代設定が終戦直後とかそのあたりなので、同じ映画でも、やはり昭和に作られたものの方が、映像の雰囲気が自分の好みです。
田舎の旧家とか、因習とか、菊人形とか、座敷牢とか、舞台装置が特殊なので、余計にそう感じるのかもしれませんが。
「悪魔の手鞠歌」や「病院坂の首縊りの家」なんて、ちょうどご飯を食べながら観ていたのですが、殺人のシーンは、思わず食べていたものが喉に詰まり、逆流しそうになるくらいでした。
自分は、横溝正史の金田一モノはたいてい読んでいるのですが、小説の雰囲気に合っているのも、やはり古い映画のほうだと思います。
テレビドラマなどで観ると、なんとなく「世界」が安っぽくなってしまうような気がします。
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