June 9, 2024

タイムスタンプ

 メインで、新しいお話をアップしました。

今回、更新したお話ですが、ちゃんと書き始める前の段階で、既に小さなテキストファイルがずっと存在していました。コンピュータの中に、この類のテキストをまとめて放り込んであるフォルダがあるのですが、あるとき、ずっと居座っているこのファイルのアイコンがなんとなく目について、(これ、いつからあるのかな?)と思い、改めてインスペクタで作成日を確認してみたら、四年以上前の日付でした。つまり、時期的にコロナ禍前なのですが、先の展開など何も決めないで、四年以上前の暇な時に、単なる思いつきで、いちばん最初のバイパスと旧道の分岐で停車している場面だけをなんとなく書いたようです。そしてそのうちにコロナ禍の世の中になり、こんな世界観はお遊びのフィクションとしても全く成立し得ないムードになって、なんとなく放置モードになったようです。

しかし、短い場面描写とタイムスタンプを見ただけでは、どういうつもりで書いたのか当時の状況はぜんぜん覚えていませんでした。おそらく、どのような話にするかは何も考えず、というか何のアイディアもないまま、とりあえず頭に浮かんだ導入部に使えそうな映像みたいなものを、ひとまず文章化してみただけだと思います。アイディアというものは、こういうもののネタに限らず、思い浮かんだときにキャッチしてどこかに保管しておかないと、たいていは忘れてしまいます。尤も、忘れたら忘れたで、その程度のものだったともいえそうですが。

それはともかく、とにかくずっと放置していて、その間に、別のお話をいくつか作ったのですが、たぶん今年の初め頃、なんとなく(書きかけのこれを何とかしよう)と思い立ち、どうにか話を膨らませ、最近、いちおう完成させました。因みに、タイトルは(仮)で付けていたものをそのまま使いましたが、少しだけ書いてあった段階での、当初の場所の設定は「過去に何回か訪れている町」でした。しかし、書き進めるうちに辻褄が合わなくなり、途中で(初めての町ということに設定しなおそう)と思い、遡って変更しました。

まあ、だから何だ、という話なのですが、とくに先のことは考えず、一場面だけを書いて放置してある「断片」みたいなものって、ままあります。ただ、それらは散乱しているだけで、ほとんど使い道が見つからないまま、塩漬け状態です。

アイディアって、こういう特殊なお話作りのネタに限らず、何でも、降ってくるものなのか湧いてくるものなのか、いまいちわかりませんが、それが形になるかどうかは「タイミング」のようなものと「運」次第という気がします。

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