March 20, 2009

”自分好き”な人

ある程度の年齢になってくると、「小さい頃になりたいと思っていた大人に、いま自分はなっているか?」みたいな話が、ときどき発生します。
そういう時、その問いかけみたいなものに対して、勝手に自分でそういう話を始めて、勝手に自分で「なっていると思う」と堂々と宣言しちゃう人がたまにいるのですが、そういう人と遭遇する度、なんて自分好きで、なんて幸せな人なのだろう、と思います。

百歩譲って、他人からその手の話を振られた時に「なってるかな、と思う」とか「どうだろう? まあまあかな」とか、そんな感じで答えるくらいならわかるのですが、自分からそういう話を始めて「なっていると思う」と自信満々に言い切っちゃう人を見ると、口では「すごいですねえ」とか「さすがは○○さん」とか言ってひとまず話を合わせますが、腹の中では苦笑しながら「悪いけど、あんたは自分でそう思っているかもしれないけれど、そういうことを人前で恥ずかしげもなく言い切っちゃうような大人なんか全然”なりたい大人”じゃねえし、そんな大人になりたいなんて思ったことは一度もないよ?」と思ってしまいます。

しかし、”自分好き”な人と付き合うのは、「楽しいだろうな」とか「幸せな人だな」とか思いますが、相手をしなければならないとなると、ほんとうに疲れます。
そういう人は「この激動の時代に、どんどん自分は変化しているし、そんな変化し続けていく自分が嬉しい」みたいなことを、やはり誰にも訊かれていないうちから勝手に堂々と嬉しそうに語っちゃったりするのですが、「変化するのは自由だが、べつに誰にも訊かれていないのにわざわざ率先してそういうことを人に告げる必要なんか全くないのでは?」と思ってしまいます。

もっとも、こういうことをこういう場所で書くことも、強烈な自己矛盾を含んでいるので、同じ穴の狢チックなのですが、ここを見ている人なんて少ないだろうから、まあ良いかと。

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