自慢できることではないのですが、人の顔を憶えるのがかなり苦手です。
苦手というか、なかなか憶えられず、憶えても、すぐに忘れてしまいがちです。
もちろん友達とか、いつも会っている仲の良い人間とか、そういう親しい人たちは別ですが、単なる知り合いとか、別に親しいわけでもない近所の人とか、よく行く店の店員さんとか、普段は全く付き合いのない遠い親戚とか、要するに、顔を合わせれば「こんにちは」くらいの挨拶は交わすけどそれだけ、というレベルの人間関係だと、なかなか憶えられません。
といっても正確には一応、憶えていることは憶えている人もいるのです。
つまり、例えばAという、それほど親しいわけでもないけど顔や名前はちゃんと知っているというレベルの人がいるとして、その人とはBという場所でよく会う、という状況で、そのBという場所でAという人に会う場合は、もちろん憶えています。
しかし、これが、Bという場所ではなく、全く関係ない場所、たとえばCという場所で偶然出会うと、スルーしてしまいがちというか、そのAという人が自分の意識に入ってこないのです。
決して無視するとか、そういうことではありません。
なので、そういう場合、向こうから「おお、こんちは」とか言われて、初めて「ああ、こんちは」と気づくことになります。
簡単にいうと、近所の顔見知りと近所以外で会ってもわからないというパターンです。
わからないというより、たとえ視界に入ってきたとしても、意識にまでは入ってこないので、わからないとか気づかないとか以前の問題として、その存在を認識しないのです。
知り合い以下のレベルだと、こんなパターンもあります。
このまえスーパーに行った時のことなのですが、店の中をうろうろしていたら(なんかどこかで見たことある子のような?)という女子と遭遇しました。
しかし、どれだけ考えても全然思い出せなくて、ま、そのときは向こうもこちらなんか気にしていないという感じだったので、ちらっと一瞬だけ見て(誰だっけなー、知ってると思うんだけどなー)と頭を捻って終わりだったのですが、数日後、よく使うコンビニへ行ったら、その子がカウンターの中にいました。
このパターンは、人と場所が一緒に記憶されている典型です。
とはいえ、この時は相手が女子だったからたまたま意識の端で引っかかっただけで、オトコだったらまずスルーだと思います。
基本的に他人の顔ってあんまり見ていないというか、正直なところ、自分以外にあまり興味がない人間なので、こちらからどこかで誰かに気づくことって、ほとんどありません。
ひどい場合、声をかけられて当たり障りなく応えながらも内心では(誰だったっけ?)と考えているようなパターンも少なくありません。
まあ、本心をいうなら、あまり関係ない人の記憶はさっさと消去しておきたい、という気持ちがあるのですが、根本的に見たいものしか見ていないのだろう、という自覚はあります。
なので、「人」だけではなく、「モノ」や「風景」なんかも感覚的には同じです。
たとえばいろんな店がたくさん入っているビルなどへ行っても、目的の店しか意識に入ってきません。
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