ふと考えてみると、もう何年も「手紙」というものを書いた記憶がありません。
人に渡すメモみたいなものなら、付箋とかメモ用紙とかにさらさらと書いて「はい」と差し出すことはありますが、「便箋に文章を書き、封筒に宛名を書いて切手を貼り、その中に手書きの手紙を入れてポストに投函」という行動からは、かなり遠ざかっています。
最後に書いた手紙って、いつ、誰に送ったものだろう? と考えてみても、全然思い出せません。
葉書も同じ状況です。
唯一の例外は年賀状などですが、それらは印刷で、「書く」とはいえません。
そもそも考えてみると、自分のところのポストにも、何かの請求書やDM等以外の郵便物なんて、まず届きません。
今では、多くの人が同じような感じかもしれませんが「手紙=メール」になってしまっていて、送るのも送られるのもコンピュータの中で完結しています。
また、手紙を書かないせいもあるのでしょうが、何かを手書きする場合でも、縦書きって、ほんとうに縁がないです。
文章は横に書くことがデフォルトになってしまっています。
なので、たまに縦に書こうとすると、変な字になります。
変な字というか、字自体は横でも縦でも書く方向によって変わりはしないと思うのですが、縦の場合は横に比べて、行に芯が通っていないというか、便箋のように縦に引かれているラインがガイドのような役目を果たす場合であっても、一行を文字の列として見ると妙にふにゃふにゃとしてしまっていて、全体として相当みっともなく見えます。
これが、横に書いていくのであれば、字がヘタくそなのは仕方ないとしても、まだそれなりに見られるのですが、縦に書いていく場合は一行に背筋や腰がなく、まるでひょろひょろと立ち上がった軟体生物みたいで、酷いものです。
しかし、「字」というものをあまり書かないわけではないです。
普段から手帳やノートを持ち歩いていますし、手書きをする機会自体はそんなに少なくはないです。
ただ、手書きするといっても、箇条書きとか、せいぜい数行とか、短いセンテンスが殆どなので、要するに大抵は単なるメモで、長い文章のようなものを書くことはまずありません。
やはり、さっと何かを書きとめる場合は、手書きが最も簡単です。
ケータイにしろタブレットにしろ、機器に入力するより紙に書いたほうが早いし、自分はしっくりきます。
とはいっても、やはりそれらは殆どの場合横書きで、縦には書きません。
そして、当たり前のことですが、手書きはスペースキーで文字の変換ができないので、読めても書けないという漢字が結構多いことに嫌でも気づかされ、書けない場合はその文字をカタカナで書くので、必然的に手書きの文章の中にはカタカナが多くなったりします(平仮名の場合もありますが)。
でも、後々まで残しておこうと思うような文章は、改めてコンピュータでタイプして保存したり、別のノートに綺麗に書き直したりするので、さっとメモるような手書きの段階で漢字の部分がカタカナで誤摩化してあっても別に問題はありません。
どのみち個人的に書きとめたものを他人に見せることなどないので、平仮名だらけだろうが、片仮名が鏤められていようが、字がヘタクソだろうが、どうでもいいです。
適当に書きとめる自分の字なんか、昔からよく言われる「ミミズが這ったような字」で、酷いものです。
言い訳するつもりもないのですが、頭に浮かんだことをぱっと書きとめるような場合は、相当早く書くので、綺麗になんか書いていられません。
尤もゆっくり書いてもどうせ雑で汚いので、そんなに変わらないのですが。
それでも、人にメモを渡すような場合は、少しでもマシに見えるよう一応は丁寧に書くようにしてはいます。
しかし、元が元なので、たかがしれています。
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