さすがプロだな、と感心する瞬間があります。
それは、テレビ番組や雑誌の写真等で、古い町並みを見るときです。
旧街道沿いの宿場町とか、格子戸の旧い家々が並んでいる風景等を切り取る様子が、さすがにプロだとな、と感じるのです。
静止画の場合も、もちろんプロはひと味もふた味も違うのですが、とくに「さすがだ」と感じたのは、動画です。
要するに、静止画なら、切り取り方次第では素人の自分でもまあそれなりには見られるものが撮れるのですが、動画の場合は、いろいろなものが動き続ける中でフレームを切り取らなければならないわけで、その切り取り方に「腕」がはっきりと出る気がするのです。
具体的には、「旧い家並みが残る地区」という景色が売りの、さほど大きくない町へ行った時、正直なところ(確かに町並みは残っているけれど、それほどでもないなあ)と感じた場所が、後からテレビの旅番組で見たら、間違いなく同じ場所を撮っているのに見事に旧い町並みのイメージだけを切り取っていて、「さすがプロだな」と感じたのです。
その町は実際に訪れている場所なので、「この店、憶えている」とか「ああこの路地あったな」とか、見覚えのある場所がいくつも出てきたのですが、しかしそういうポイントごとではなく、町並み全体だと、単にすべてが旧いわけではなく、町の中には今っぽい造りの建物や看板などもあり、車も適当に止まっていたりして、「ところどころ旧い町並みがまだ残っている」程度の雰囲気だったのに、番組というフィルターを通してみると、余計なものは綺麗に削ぎ落とされ、まるで町全体が江戸時代のままみたいなイメージで、全く違う印象を受けました。
この頃は凋落が激しいテレビですが、こういうとき、プロはやはり違うな、と感じます。
当たり前のことですが、プロが撮る映像は、素人が撮る動画とは別物です。
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