June 25, 2011

到来

七月を待たず、まだ六月のうちに、壮絶な蒸し暑さが到来してしまいました。
自分のところでは、火曜の午後あたりから急に蒸し暑くなり、今週はずっと暑さが続いています。
日が暮れてから十分くらい歩くだけでも汗が噴出し、息苦しさを憶えます。

こうなってくると思うのは、「暑さ」と「蒸し暑さ」は別物だということです。
暑いだけなら、昭和の高度成長期の頃の夕暮れ時のように、打ち水をして、道に縁台を出して、浴衣を着て団扇でぱたぱた扇ぎながらかき氷でも食べて、近所の人たちと「暑いですな」などと呑気に喋りながら夕涼み、なんてことも可能ですが、現代の蒸し暑さは殺人的なので、そんな悠長な真似は不可能です。
個人的に憧れる夏の夜というのは、古い日本家屋の畳敷きの部屋で縁側に面したガラス戸を全開にし、布団の上空に蚊帳を吊るして蚊取り線香を焚き、ちょっとだけ涼しい山間の田舎の風を感じつつ虫の音を聞きながら寝る、というトトロ的な風景なのですが、絶対に手に入りそうにありません。

大体、いま知り合いが軽井沢に行っていて、正直「この時期に行けるのは羨ましい」と思っていたのですが、電話で話したら、なんだかめちゃくちゃ蒸し暑いらしく、涼しい高原の避暑地のイメージなんか全くない、と言っていて、まあ大袈裟に言っているのかもわかりませんが、だったら今は一体この国のどこなら涼しいのだろう、と考えてしまいました。
多分、北海道のオホーツク海沿岸とかならまだ涼しいのかもしれませんが、そのあたりまで行くと、涼しいを通り越してまだ朝晩寒そうな気もしますし、ちょうどよいところはどこかにないものか、とつい考えてしまいます。

No comments: