カネがないことは必ずしも悪いことでもないかも、と思う事象があります。
たとえば、テレビ番組の制作です。
BSなんか地上波に比べたら何十分の一というくらいの低予算で番組を作っていそうですが、質の点では、むしろ良い物が多いイメージです。
タレントだの芸人だのがほとんど出ていないだけで、かなりスッキリしています。
もっとも、タレントがあまり出ないのは、予算の関係上、出したくても出せないのでしょうが、結果的にそれが良い方に作用しているように思います。
ワイプのない番組に慣れてしまうと、たとえば雛壇に並ぶ吉本芸人を小窓でせっせと抜いていちいちコメントのテロップが出るのが鬱陶しくてたまらなくなり、べつに利口ぶるつもりはさらさらないのですが、本当にバカみたいに見えます。
ワイプで抜かれるひな壇芸人って、そのタイミングもコメントもリアクションもすべて台本通りなのかどうかは知りませんが、まるで一杯いくらで取引されているような、芸能人としてすごく安売りされている感が伝わってきます。
もっとも吉本でも、さんまさんや紳助さん(もういませんが)クラス以上の、ひな壇に座るのではなく、その前にひとりで立って仕切るレベルの人たちは別格だと思いますが。
少し話がズレてしまいましたが、とにかく、おそらくテレビ番組に関しては、低予算のほうが良質な番組を作れるのかもしれない、と思ってしまいます。
ただ、時々NHKのBSでやるような、ネイチャー系のスケールの大きな番組(今度の南極のやつとか)は、カネは使えるだけ使ったほうが良い物が作れそうですが。
それでも、もしかしたら、モノ作りというのは、ある程度金銭的な縛りがあったほうが良いのかもしれない、とふと思います。
金銭というか、「何でも好きなだけ使っていいよ」より「ここにあるものだけで工夫してベストのモノを作りなさい」の方が、結果的に良いモノができそうな気がします。
しかし、そうはいっても、アメリカ製のドラマとかハリウッド映画とか、カネをかければかけるだけクオリティの高い映像が出来たりするので、すべてがその限りではないでしょうが。
いかにも「カネをケチって作りました」というドラマや映画ほどショボいモノもないですし。
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