いつになったらアメリカなど外国の映画やドラマの中のニッポンはトンデモではなくなるのだろう、と思います。
電化製品や車なんて世界の果てまで行っても日本のメーカーのものが溢れ、ロゴの看板も掲げられまくっているのに、映画やドラマになると途端にフジヤマ、ゲイシャ、ハラキリ、スシ、テンプラ的で、ブレードランナーの頃の無国籍風アジアから殆ど進化が見られません。
なんとなくイメージとして、外国映画の中のニッポンって、歌舞伎町的雑踏か、金閣寺の庭園の池の畔でゲイシャを侍らせて酒を飲む着物姿の悪の親分みたいな景色で、なかなかロンドンやニューヨークやパリと肩を並べて東京を描いてはくれない印象が強いです。
ドラマでも、例えばH FIVE-Oの中のニッポンなんか酷いものです。
名前も、そんな苗字の日本人なんていません、というくらい無茶苦茶ですし。
とはいえ、いまいちトーキョーがクールに描けず、せいぜいブラックレインのオーサカ的な扱いになってしまうのも、まあ仕方ないかなとも感じます。
やはり、いくら超高層ビル群とかハイテクっぽい街並を切り取ろうとしても、看板や表示類が基本的に漢字なので、どうしてもアジア風味が強くなってしまいそうです。
そしてフード系といえば、いつまで経っても、おちょこで日本酒を飲み、かなり危なっかしい箸使いでうどんやスシを食べる感じで、もちろん店のウエイトレスは無意味に着物姿、という感じです。
結局のところ、トーキョーって、世界の中では香港やソウルや北京と同じ括りに含まれていて、いつまで経っても、アジアにとくに興味のない外国人が、日本製のテレビを見て日本車に乗っていても「ニッポン」と聞いて頭に浮かべる景色は、富士山や金閣寺や石庭や雷門の赤い提灯や夜の歌舞伎町の入り口のイメージのような気がします。
もっとも日本人だって、「アメリカ」と聞けば自由の女神やセントラルパークやタイムズスクエアやゴールデンゲートブリッジやグランドキャニオン、「フランス」と聞けばエッフェル塔や凱旋門やルーブルやモンサンミッシェルで、大差ないかもしれませんが。
なので最近では、いっそメジャーな外国映画がニッポンを舞台にするなら、東京ではなく、地方都市で撮ってみてもらいたいです。
例えば、アメリカ人が奈良の飛鳥や広島の尾道なんかを撮るとどんな雰囲気になるのか、ちょっと興味があります。
奴らが東京や大阪など都会を撮ろうとすると、どうせブラックレインやワイルドスピードみたいな感じにしかならないでしょうから、逆に田舎を舞台にして撮ってみて欲しいです。
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