テレビを見ていると、たいてい通販のCMなのですが、ちょっと気になる言い回しに最近ちょくちょく遭遇します。
それは、「素人」という設定の夫婦とかが「商品」の感想を述べる形式の、少し長めのCMなのですが、その中でその商品の『せい』と『おかげ』の使い分けが、どうも変な時があるのです。
「〜のせいで」とか「〜のおかげで」と使うのですが、その使い方に違和感を覚えることがあります。
通常、「何か」の作用で状況が好転した場合は「おかげ」、逆に悪化した場合は「せい」という言い方をすると思うのですが、通販のCMでは、その商品を使用したことによって物事が良い方向へ動いたのに「〜のせい」という言葉を使っている場面を、たまに見かけます。
テレビでそのまま放送しているくらいですから、放送前に何かしらのチェックが入っているはずなので、日本語の用法的には問題がないのかもしれませんが、そういう言い方を聞くと個人的にはどうもおかしく感じてしまい、いつも「『せい』じゃなくて『おかげ』だろう」と突っ込んでしまいます。
たとえば「彼女のおかけで自分は幸せになれた」というなら普通ですが、これが「彼女のせいで幸せになれた」となると、変ではないか、と。
逆に「彼女のせいで自分は不幸になった」なら普通ですが、「彼女のおかげで自分は不幸になった」となると、不幸になって嬉しいの?と感じてしまいます。
尤も「言葉なんて通じればいいんじゃないの? 細かいことはいいじゃん」というなら、まあ確かに「せい」だろうが「おかげ」だろうが、通じることは通じるので、べつにいいのかもしれませんが、個人的には引っかかります。
No comments:
Post a Comment